施術について
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当院ではオステオパシーの原理・原則に基づいた施術を行っております
オステオパシーの原理・原則につきましては、“オステオパシーとは?”のページに詳しく記載しております。
長めの文章になっておりますがよろしければご一読ください。
根本的な原因を見つけ調整する
何らかの不調の症状や病気といったものを引き起こす時には、必ず原因が存在します。
人体においては、この原因と結果が単純に繋がっていることよりも、いくつもの原因と結果が複雑に絡み合って痛みや様々な症状が引き起こされていることがほとんどです。
その原因も人により多種多様で例え同じ不調や症状であってもその原因は様々です。
この特定の原因を突き止め、適切な施術を行うことでより早期に調整することができ、また問題が繰り返し引き起こされることを防ぐことができます。
施術の流れ
1.問診票の記入
現在の不調についてや生まれてからこれまでの手術歴、既往歴、外傷歴などを記載していただきます。
その際にストレスや食生活、睡眠などについて簡単な質問をさせていただきます。
施術を行っていくうえでとても大切な情報になりますのでご協力ください。
2.検査
まず姿勢観察や視診において、左右のバランスのチェックや、左右の体重の掛かり具合などチェックしていきます。
次に触診にて、骨格のアライメントや可動性、内臓の動きなどの検査を行い、根本的な原因を見つけていきます。
3.説明
問診結果や検査をふまえて、現在の身体の状態や不調との関わりについて説明させていただきます。
また、この際に治療の具体的な頻度や回数などについても説明させていただきます。
4.施術
検査で得た情報をもとに根本的な原因に最善の施術をさせていただきます。
5.施術後
お身体の状態や、健康について施術について、なんでもご相談ください。
施術の方法
オステオパシーは身体全体が1つのユニットであると考えています。
関節や筋肉などだけでなく、臓器や血管系・神経系・リンパ系・免疫系などあらゆる器官は1つのつながったシステムであると考えます。
そのため、症状のある所だけに施術を行うということなく、症状を引き起こしている根本的な問題に施術を行っていきます。そして、その原因である部位を調整し全身のバランスを取っていきます。
オステオパシーの施術は妊婦やご高齢の方も受けられる安心・安全な施術法
オステオパシーにおける施術は、すべて手で行う手技療法であり、非常にソフトなものが多く施術中に眠られる方もたくさんいらっしゃいます。
強い圧やパキっとするような施術をすることもございますが、他の方法で代替することも可能なので、そういった刺激が苦手な方や不安をお持ちの方はご遠慮なくお申し付けください。
また、オステオパシーでは痛みを伴うような施術もほぼございません。
痛くない方向に動かして、行う施術もございますので安心して受けていただくことができます。
筋骨格へのオステオパシー
オステオパシーでは、筋肉や骨格へのアプローチももちろん行います。
しかし、他の多くの療法のように骨盤だけや背骨だけといった診方はしません。
なぜなら、例えば骨盤だけを調整しても、その原因が足首や臓器にある場合などはすぐに戻ってしまうからです。
筋骨格系は人間の骨組であり、土台の役割を果たします。
それは、骨盤のみ背骨のみで成り立っている訳ではなく全体がバランスが取れていることが大切だからです。
骨盤を支えている下肢や、臓器を保護し呼吸に際しても必要不可欠なろっ骨など不必要なものは何1つありません。
そのため、オステオパシーでは頭蓋骨から指先までくまなく調べ、調整していきます。
また、最近はやりの筋膜ですが筋膜といっても筋肉を包む浅層の筋膜、内臓や神経を包む深層の筋膜など筋肉、骨格、臓器、神経、血管、リンパなどの各システムが相互に身体全体に繋がりをもっています。
筋肉を包む筋膜のみに焦点をあてるのではなくオステオパシーではそのすべてに調整を行っていきます。
内臓のオステオパシー
オステオパシーでは、肝臓、腎臓、脾臓、膵臓、胆嚢、胃、十二指腸、小腸、大腸、子宮、卵巣、卵管、前立腺などありとあらゆる内臓組織に対するアプローチがございます。
臓器は腹膜という膜により包まれ、それによって他の臓器と繋がっています。
また、筋骨格系と繋がり保護を受けています。
そのため、腎臓が原因で腰痛が起こる、肝臓が原因で肩が痛くなるといったことがございます。
オステオパシーでは臓器の柔軟性や弾力性、臓器の固有のリズムを取り戻し、臓器本来の力や骨格系とのバランスを取り戻していきます。
頭蓋領域のオステオパシー
オステオパシーでは、成人で28個からなる頭蓋骨、その骨同士のつながり、リズムや膜組織の弾力や柔軟性を取り戻すための調整を行います。
そして、頭蓋内の構造(脳自体や骨格、硬膜など)や脳を保護し、免疫系や循環系、治癒力などにも関与する脳脊髄液の排液を促したり、第一次呼吸と呼ばれる人体の原始的な呼吸のリズムに働きかけることにより、全身的な生命活動にアプローチし治癒力の促進などを図っていきます。
血管系、リンパ系、神経系などのオステオパシー
オステオパシーでは、血管系やリンパ系などに働きかけ老廃物や、炎症物質などの排出や鎮静化などを行っていきます。
また、自律神経系を含む神経系に働きかけ、過活動や停滞などバランスを失っているところを整え、神経系の働きを円滑にしていきます。
オステオパシーと筋膜・結合組織
筋膜や結合組織というものは、神経・血管・骨格・筋肉・臓器などすべてを1つに繋げ包み込んでいます。
そのため、痛みや症状が出ているところに原因があったり、そこを施術することにより痛みや症状の出ているところに影響を与えることができるのです。