2022/03/04
こんにちは。整体屋ゆりかごです。
今日はお客様からのよくある質問として、「整体と整骨ってなにが違うの?」ということを解説していきます。
もしかすると、これを知らないことで自分に合ったお店選びを間違えてしまうかもしれないのでぜひ読んでみてください。
すごくざっくりとした結論から申し上げますと、整体と整骨の大きな違いは、資格と保険と自由度です。
ひとつずつご説明していきます。
整体整骨の違い
①資格について
整体と整骨で大きく違うのはこの部分です。
整体は、カイロプラクターやオステオパスなど民間資格としての資格を持っている方は数多くいますが、国家資格など絶対に資格がなければいけないわけではありません。つまり極論誰でもできてしまうのが整体という仕事です。
しかし、僕のようにもともとは理学療法士という国家資格の仕事をしていた(理学療法士免許は病院を出ると名乗れなくなるきまりがある)という方もおりますし、技術や知識が一概に低いわけではありません。
しかし、どういった院なのか見極めはむずかしいので、どこに行っても経歴や人柄などはしっかりとチェックしてください。
一方、整骨は柔道整復師という国家資格を持つ方が院をされています。そのため一定レベルの知識や技術が確保されているのが特徴です。
②保険について
整体は一般的に健康保険も自賠責保険も使うことができません。それに比べ、整骨院では「負傷原因が急性または亜急性(急性に準ずる)の外傷性の負傷」、つまり打撲や骨折・捻挫・脱臼などの場合、健康保険の適用となり健康保険を使うことができます。(骨折や脱臼は医師の同意が必要になります。)
さらに、整骨では自賠責の保険も使用できるところもあります。ただし、事前に医師からの診断書等が必要になることが多いということはご留意ください。
しかし、最近は整骨院でも自費での診療に移行する院も増えてきているため、事前に確認してみてください。
③自由度について
整体は基本的にどこの部位を施術しなければいけないという決まりはありません。そのため全身をトータルで施術していくことが可能となっており、体の問題を改善していくには強みになっています。
一方、整骨は保険を使って施術していくには医師の同意が必要であるため治療部位に限りがあります。
このように整体と整骨では色々と違いがあります。
整体と整骨の違いについて個人的な考え
ここからは、僕の個人的な感覚ですが、整体も整骨も技術は正直ピンキリです。
技術っていう面では、僕が知る限り整体でも整骨でもめちゃくちゃ技術がある方もいればそうではない方もいます。これは年齢がいっていればいいというものでもありません。
でも、全身をみるということは体を施術していく上では絶対に不可欠だと思います。どこかの関節一つで体に不調が出るわけではなく、絶対にその関節からの問題の派生や代償、その関節への問題の派生が必ずあります。
それらをトータルで考えていくことで、はじめてからだは根本的に変化してくるものだと自信を持って僕は考えています。
用途に合わせて選ぶのが一番
このように、整体も整骨も資格・保険・自由度の面で違いはありますが一人一人の用途に合ったお店選びの参考にしてみてください。